家電量販店やネット通販のパソコンコーナーを見て、「えっ、パソコンってこんなに高かったっけ?」と驚かれる方が後を絶ちません。数年前なら5〜6万円で買えたような性能のパソコンが、今では8〜10万円近くすることもめずらしくなくなりました。
「新しいパソコンを買いたいけど、高すぎて買い替えに踏み切れない」そのような切実な声をよく耳にします。
実は、このパソコンの価格上昇は、単なる物価高だけでは片付けられない、パソコン特有の事情があります。
今回は、ITに詳しくない方でもスッと頭に入るようにパソコン価格高騰の裏側と私たちが今できる対策についてお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。


目次
最近、パソコンの値段が高くなっていると感じませんか?

「昔はもっと安く買えたはずなのに…」という感覚は、あなたの勘違いではありません。
実際にここ数年、パソコンの平均単価は右肩上がりを続けています。まずは、私たちが直面している現状を整理してみましょう。
結論から申し上げますと、パソコンの価格上昇は、何か一つだけの理由で起きているわけではありません。
例えば、食料品が高くなるのと同じように、パソコンを作るためのプラスチックや金属の価格も上がっています。さらに、日本国内においては長引く「円安」の影響で、海外製品であるパソコンの輸入コストが跳ね上がっています。
しかし、ここ最近のパソコン価格を押し上げている大きな要因は、パソコンの性能を決定づける重要パーツ「メモリ(RAM)」の価格変動です。
新品のパソコンが高くなると、当然ながら「今あるパソコンを修理して長く使おう」という動きや、「性能の良い中古パソコンを探そう」という動きが活発になります。
次章からは、このメモリについて詳しく掘り下げていきます。
価格上昇の最大要因「メモリ(RAM)高騰」とは?

ニュースなどで「半導体不足」や「メモリ高騰」という言葉を聞くことはあっても、具体的にメモリがパソコンの中で何をしているのか、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。
メモリは「作業机の広さ」とイメージしてください
パソコンのスペック表を見ると、「HDD/SSD」「CPU」「メモリ」といった用語が並んでいますが、これらはよく「書斎での仕事」に例えられます。
- ハードディスク/SSD(保存場所) = 「本棚・引き出し」
- データ(書類や写真)をしまっておく場所です。
- CPU(頭脳) = 「作業をする人」
- 計算をしたり、命令を出したりするパソコンの中心人物です。
- メモリ(作業場所) = 「作業机の広さ」
- 本棚から取り出したデータを広げて作業するスペースです。
「保存容量(SSD)」と「メモリ」は別物
初心者の方がよく混同されるのが、データを保存する「SSD(ストレージ)」と、作業場所である「メモリ」です。
「1TB(テラバイト)も容量があるのに、なんでパソコンが遅いの?」という質問をよく頂きますが、これは「本棚は巨大だけど、作業机が学校の机くらい狭い」状態です。
いくら本棚が大きくても、机が狭ければ一度に広げられるノートは1冊だけ。別の作業をするには、いちいちノートを片付けなければならず、効率が悪くなります。
なぜメモリがこれほど重要視されるのか
最近のパソコンソフトや、WindowsなどのOS(基本ソフト)は、非常に高機能になっています。
高機能であるということは、それだけ「机の上に広げる道具が多い」ということです。昔は4GB(狭い机)で十分だった作業も、今のソフトを快適に動かすには8GB、いや16GB(広い会議室のテーブル)が必要になってきています。
つまり、「快適なパソコン=メモリが多いパソコン」という図式がより強まっており、そのメモリ自体の価格が上がれば、パソコン本体の価格もダイレクトに上がってしまうのです。
なぜ今、メモリ価格が上がっているのか?

「メモリが重要なのはわかったけど、なんでそんなに値上がりしているの? 工場でたくさん作れば安くなるんじゃないの?」と思いませんか。
実は今、世界規模でメモリの取り合いが起きています。今だからこそ起きている、3つの主要因を解説します。
①AIブームによる爆発的な需要
AIブームによる需要高が、現在のメモリ高騰の最大の理由と言っても過言ではありません。
ChatGPTなどの生成AIや、AI機能を搭載した最新のパソコン(AI PC)が急速に普及しています。AIは、膨大なデータを一瞬で処理するために、超高性能かつ大容量のメモリを必要とします。
世界の主要な半導体メーカーは今、一般的なパソコン用のメモリよりも、利益率が高く需要が爆発している「AIサーバー用のメモリ」の生産を最優先にしています。
その結果、私たちが使う普通のパソコン向けメモリの生産ラインが圧迫され、供給バランスが崩れて価格が上昇しているのです。
②メモリの規格が新世代へ移行中
現在、メモリの技術は「DDR4」という規格から、より高速な「DDR5」という新規格への移行期にあります。
新しい技術で作られた部品は、当然ながら製造コストが高くなります。これから発売されるパソコンの多くは、この高価な新しいメモリを搭載しなければならないため、ベースとなる価格がどうしても下がりにくいのです。
③円安とエネルギーコストのダブルパンチ
これは日本国内の事情になりますが、パソコンパーツのほとんどは海外からの輸入品です。
1ドル100円の時代と、140円・150円の時代では、同じ部品を仕入れるのにも日本円での支払額は1.5倍近くになります。
さらに、半導体を作る工場は大量の電気を使いますが、世界的なエネルギー価格の高騰により、製造コストそのものも上がっています。
「材料費が高い」+「輸入コストが高い」という二重苦が、店頭価格に反映されているのです。
メモリ高騰がパソコン本体価格に与える影響

メモリ価格の上昇は、パソコン市場全体にどのような波紋を広げているのでしょうか。これからパソコンを買いたい方、そして売りたい方の両方に影響する話です。
安いパソコンが姿を消しつつある
以前であれば、3〜4万円程度でそこそこ使えるノートパソコンが手に入りました。
しかし現在は、メモリ価格の上昇により、エントリーモデル(低価格帯)であっても原価が上がってしまっています。
メーカー側も赤字で売るわけにはいかないため、最低ラインの価格を引き上げざるを得ません。
「子どものプログラミング学習用に安いパソコンを探している」「事務処理用に数台欲しい」といった方々にとって、選択肢が狭まっているのが現状です。
中古PC市場の価値が「再評価」されている
ここで注目したいのが、私たちeラボワールドのような「中古市場(リユース市場)」の盛り上がりです。
新品のパソコンが高すぎて手を出ない方が、「数年前のモデルでも、メモリさえ十分なら快適に動く」ということに気づき始めています。
3年前、4年前のパソコンでも、メモリが8GBや16GB搭載されていれば、文章作成や動画視聴、一般的な事務作業は問題なくこなせることがほとんどです。
新品価格の高騰は、過去に発売された良質なパソコンの価値を再認識させるきっかけとなっています。
これは、今パソコンの売却を考えている方にとっては朗報です。あなたの持っているそのパソコン、あなたが思っている以上に次の持ち主が求めているかもしれません。
今パソコンが必要ならどう考えればいい?

「高いのはわかった。でも仕事で使うから今すぐ必要なんだ!」という方もいるでしょう。そういった場合の考え方をお伝えします。
待てば安くなるとは限らない
「もう少し待ってれば安くなるかも」という期待は、残念ながら外れる可能性が高いです。
必要な時が買い時です。ただし、選び方が必要です。
用途に合わせてメモリの基準を決める
高騰しているからこそ、オーバースペック(必要以上の性能)にお金を払うのは避けましょう。
- 【メモリ8GB】
- ネット検索、YouTube視聴、エクセル・ワードでの簡単な文書作成ならこれでOK。
- ただし、たくさんのアプリを同時に開くと少し重くなるかも。
- 【メモリ16GB】
- 2026年1月時点のスタンダード。 Zoomをしながら資料を作ったり、簡単な動画編集をしたりするならこの容量が安心。
- これから3〜4年使うなら、迷わず16GBを選ぶのが正解です。
- 【メモリ32GB以上】
- 本格的な動画編集、3Dゲーム、AI生成などをするクリエイター・ゲーマー向け。一般的な用途ではここまでは不要です。
このように、メモリ(自分に必要な机の広さ)を冷静に見極めることで、無駄な出費を数万円単位で抑えることができます。
価格高騰時代にできる現実的な対策

最後に、このPC価格高騰時代において、お財布を守りながら快適なデジタルライフを送るための3つの現実的な対策をご紹介します。
①信頼できる中古パソコンリユースPCを選ぶ
信頼できる中古パソコン(リユースPC)を選ぶのが、最もコストパフォーマンスが高い方法です。「中古ってすぐ壊れるんじゃないの?」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、企業のリースアップ品(会社で使われていたPC)などは、作りがしっかりしており、専門業者によるクリーニングと整備を経れば、新品の半額以下で驚くほど快適に使えます。
②買取を活用して購入資金を作る
新しいパソコンを買う際、今まで使っていたパソコンをどうしていますか。
「壊れてないけど古いから」と押し入れにしまったり、「処分代がかかるから」と放置していたりしませんか。それはとてももったいないことです。
パソコン価格が上がっている今、中古パーツや中古本体の需要も高まっています。
「新しいPCを買う資金の足しにする」という感覚で、ぜひ買取査定に出してみてください。
パソコンだけでなく、使わなくなったスマートフォンやタブレットも合わせて売却すれば、数万円の資金になることもめずらしくありません。
「こんな古いPC、値段がつかないだろう」と諦める前に、まずは査定に出す。これが最適な節約術です。
③メモリ増設をする
もし、今使っているデスクトップパソコンや一部のノートパソコンの動作が遅いだけなら、買い替えずにメモリだけ増やすという手もあります。
例えば、4GBのメモリを8GBや16GBに交換するだけで、まるで別のパソコンのようにサクサク動くようになることがあります。
数千円〜1万円程度の部品代で済むため、安上がりな対策です。ただし、ノートパソコンの分解はリスクも伴いますので、自信がない方は専門店に相談することをおすすめします。
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パソコンの価格が高騰している背景には、AIブームによるメモリ需要、新技術への移行、そして円安といった、世界規模の複雑な要因が絡み合っています。
この傾向はすぐに収まるものではないでしょう。しかし、ただ「高い、困った」と嘆くだけではなく、現状を正しく理解すれば対策は打てます。
- 新品にこだわらず、整備された良質な中古(リユース)PCも選択肢に入れる。
- 自分の用途(作業机の広さ)に見合ったスペックを冷静に見極める。
- 手持ちのPCやスマホを「買取」に出して、購入資金を作り出す。
特に、買取は、パソコンの価値が見直されている今だからこそ、積極的に活用したい方法です。
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