札幌(さっぽろ)
「札幌」とは
札幌とは、北海道の道庁所在地で、石狩振興局の所在地でもある都市です。日本でいちばん北にある政令指定都市で、市内には10の行政区があります。
人口はおよそ1,960,000人です(2025年10月1日現在、国勢調査速報値で1,964,034人)。市としては横浜市、大阪市、名古屋市に次ぐ4番目の規模で、三大都市圏以外では国内最大です。
面積は約1,121平方キロメートルで、東京23区の2倍弱にあたります。ビルの建ち並ぶ都心と、山や森につながる郊外の自然が同じ市内に同居しているのも、札幌らしいところです。
「札幌」の名前の由来
地名のもとになったのはアイヌ語です。有力なのは「サッ・ポロ・ペッ」という説で、「乾いた大きな川」といった意味だと言われます。この川は、今の豊平川を指すという見方が一般的です。
ただ、「サリ・ポロ・ペッ」(葦原が広がる川)とする説もあり、ひとつに決まっているわけではありません。江戸時代の記録を見ると「察」や「作発路」など、いろいろな漢字が当てられていました。今の「札幌」という表記は、明治2年に郡の名前として使われました。
札幌のあゆみ
大きな転機は1869年(明治2年)です。開拓使が置かれて札幌本府の建設が始まり、判官の島義勇(しま よしたけ)が円山の丘からまちの構想を練ったと伝えられています。
1875年には最初の屯田兵が入り、翌1876年には札幌農学校(現在の北海道大学)が開校しました。1922年(大正11年)に市制が施行され、近隣の町村を合併しながら広がって、1970年には人口が100万人を超えます。
そして1972年、アジア初の冬季オリンピックが開かれた年に政令指定都市になりました。このとき7つだった区は、その後10区に増えています。
戦前は官庁中心の行政都市という色合いが強く、戦後になって卸売業者や金融機関、企業の支店が集まり、道内経済の中心になっていきました。
札幌の現在
今の札幌は、観光都市としての顔も持っています。2023年度には年間1,400万人を超える観光客が訪れ、冬の「さっぽろ雪まつり」はその代表的なイベントです。
人口は長く増え続けてきましたが、2025年の国勢調査(速報)では、調査開始以来初めて前回より減少に転じました。しかし、道内のほかの地域から転入してくる人も少なくありません。
