「壊れたパソコン、どうしよう…捨てるしかないか」と思っているあなた、少し待ってください。
電源が入らない、画面が割れた、起動しない。
そのような状態でも、パソコンには売れる価値が残っていることがあります。パソコンを構成するパーツのひとつひとつに、今まさに市場で高い需要があるからです。
2025年以降、一部のPCパーツでは価格上昇が続いており、特にGPUやメモリは高値傾向が見られます。本体が壊れていても、その内部にお金になるパーツがあるケースは少なくありません。
この記事では、壊れたパソコンでも買取できる理由と、その背景にあるパーツ市場の変化を解説します。「どうせ売れないだろう」とゴミに出す前に、ぜひ最後まで読んでみてください。


目次
「壊れたパソコン=売れない」とは限らない

壊れたパソコンを前にしたとき、多くの方が「もう価値はないだろう」と思い込んでしまいます。しかし、その考えは、実はかなりもったいないです。
パソコン専門の買取業者は、パソコンが動くかどうかだけで判断しているわけではありません。本体が故障していても、内部のパーツが使えれば、それぞれのパーツ単位で査定をおこないます。
つまり、パソコン全体としては壊れていても、中のGPUが生きていれば、そのGPUに値段がつく可能性があるということです。
パソコンは、CPU・GPU・メモリ・SSD/HDD・マザーボードなど、多数のパーツが組み合わさって動いています。本体が壊れる原因は、そのうちのひとつに問題が起きただけであることも多く、残りのパーツは完全に正常という場合もめずらしくありません。
「壊れている=ゴミ」ではなく、「壊れていても使えるパーツがある=価値がある」という視点で見ることが大切です。
価値が生まれ得るパーツとは

壊れたパソコンから取り出せるパーツには、それぞれ独自の価値があります。ここでは、特に買取査定で重視される代表的なパーツを紹介します。
本体が動かなくても、これらのパーツが状態よく残っていれば、査定額にプラスに働きます。
GPU(グラフィックボード)
GPU、いわゆるグラフィックボードは、PCパーツの中でも特に市場価値が高いパーツのひとつです。ゲーミングPCや映像制作用のハイスペックPCに搭載されており、NVIDIAの「GeForce RTXシリーズ」やAMDの「Radeon RXシリーズ」などが代表的なモデルです。
GPUは現在、AI処理需要や世界的な半導体不足を背景に価格が高騰しており、中古市場でも需要が非常に高い状況が続いています。「RTX 3070を搭載したゲーミングPCだけど画面が映らない」「RTX 2080搭載のデスクトップが起動しなくなった」といったケースでも、GPUが無事であれば高い査定額がつく可能性があります。
CPU
CPUはパソコンの”頭脳”にあたるパーツで、IntelのCore iシリーズやAMDのRyzenシリーズが広く使われています。GPUほど目立ちませんが、CPUもパーツ単体での需要があり、特に数世代前の人気モデルは中古市場で安定した価格を保っています。
PCが起動しない原因がCPU以外にある場合、CPU自体は生きていることが多く、そのまま査定に出せる価値ある資産となります。
メモリ
メモリ(RAM)は近年、特に価格変動が激しいパーツのひとつです。AI向けデータセンターへの需要拡大でDRAMの供給がひっぱくしており、DDR4・DDR5ともに中古市場での引き合いが強まっています。
メモリはパソコン本体が壊れても物理的に損傷していないケースが多く、抜き取って別のPCに再利用することもできるため、買取業者にとっては取り扱いやすいパーツです。
SSD/HDD
SSD(ソリッドステートドライブ)やHDD(ハードディスクドライブ)はデータの保存を担うストレージパーツです。フラッシュメモリの供給不足を背景に、SSDも価格が上昇傾向にあり、特に大容量モデルは中古品でも需要があります。
ただし、SSD/HDDはデータが残っている場合、適切な消去が必要です。パソコン買取業者によっては専用ソフトウェアや物理消去でデータを適切に処理するため、「電源が入らなくてデータ消去できない」という状況でも安心してお任せいただけます。
マザーボード
マザーボードはCPUやメモリ、GPUなどをつなぐパーツです。単体での買取額は他のパーツと比べると控えめなケースもありますが、特定のCPUソケットに対応したモデルや、ゲーミング向けのハイエンド製品は中古市場でも一定の需要があります。
パソコンが壊れた原因がマザーボード以外の場合、マザーボードは正常なまま残っていることも多く、パーツとして査定に出す価値があります。
なぜ今、PCパーツの価格が高騰しているのか

「中古パーツに需要がある」と言われても、なぜ今これほど価格が上がっているのか、背景を知っておくとより納得感が増します。実は、複数の要因が重なって、2025年〜2026年にかけてPCパーツの市場は異例の高騰局面を迎えています。
パーツの価格が上がれば、それを搭載した中古PCへの需要も高まります。新品が買えない・高すぎて手が出ないという人が中古市場に流れてくる分、壊れたPCのパーツにも価値が生まれるのです。
AI需要の爆発的な拡大
大きな要因が、生成AIの急速な普及です。ChatGPTをはじめとするAIサービスの利用が世界中で爆発的に拡大したことで、AI処理に必要な高性能GPUの需要が急増しました。
NVIDIAなどの主要メーカーは、利益率の高いAI・データセンター向けGPUの生産を最優先する方針に切り替え、一般消費者向けのゲーミングGPU(GeForceシリーズ)の生産ラインが削減されました。工場で作れる半導体ウェーハの数には物理的な上限があるため、AI向けを優先した分だけ、私たちが普段使うグラフィックボードの供給が絞られた形です。
結果として、コンシューマー向けGPUの新品在庫が市場から不足し、旧世代モデルへの需要が高まるという構造が生まれています。
メモリ不足の深刻化
もうひとつの大きな要因がメモリの供給不足です。Samsung、SK Hynix、Micronといった大手DRAMメーカーが、AI向けの高帯域メモリ(HBM)の生産に注力した結果、一般消費者向けのDDR4・DDR5の供給が著しくひっぱくしました。
DDR5メモリの価格は2025年後半から急騰し、ピーク時(2026年1月前後)には1年前と比べて数倍の価格水準に達したと報告されています。
さらに、大手メモリブランドのMicron(Crucial)が2026年2月出荷分をもって消費者向け市場から撤退したことも、供給不安に拍車をかけました。
このメモリ不足はGPUのVRAM(グラフィックメモリ)にも影響しており、GPU全体の価格を押し上げる要因にもなっています。
円安という追い打ち
PCパーツは米ドル建てで取引されることが多く、円安が続く日本市場では輸入コストが構造的に上昇しています。1ドル150円台の為替水準が続く中、新品パーツの価格は円換算で割高になっており、これが国内の新品・中古市場の両方で価格を押し上げています。
こうした「AI需要の急拡大」「メモリ・GPU供給のひっぱく」「継続する円安」という3つが重なった結果、PCパーツ市場は「価格が下がるまで待てばいい」という従来の戦略が通じにくい状況になっています。
パソコンが壊れていても買取できるケース・難しいケース

「わかった、売ろうと思うけど、自分のパソコンの状態は大丈夫なのか?」という疑問を持つ方もいるでしょう。ここでは、買取できる可能性が高いケースと、難しくなるケースに分けて解説します。
同じ壊れたパソコンでも、故障の内容や程度によって査定結果は変わります。まずは状態を確認したうえで、遠慮なくご相談ください。
買取できる可能性が高いケース
電源が入らない・起動しない
よくあるご相談のひとつが「電源ボタンを押しても反応しない」というケースです。
電源が入らない原因は、電源ユニットの故障、マザーボードの一部損傷、バッテリーの完全放電などさまざまです。パーツの中には正常なものが多く残っていることが多いため、買取に出す価値は十分あります。
液晶画面が割れている・映らない
「液晶が割れて画面が見えない」「ディスプレイが映らなくなった」というノートPCもよくお持ちいただきます。画面の損傷はあくまで液晶パネルの問題であり、CPU・GPU・メモリ・SSDなどその他のパーツには影響していないケースがほとんどです。
液晶のみを交換すれば再利用できる機体も多く、買取業者に需要があります。
OSが起動しない・ブルースクリーンが出る
Windowsが立ち上がらない、ブルースクリーン(BSOD)が頻発するといった症状は、多くの場合ストレージ(SSD/HDD)の故障やOS自体の破損が原因です。パーツ自体の物理的損傷を伴わないケースも多く、査定の対象になり得ます。
キーボードが反応しない・一部キーが壊れている
ノートPCでキーボードが壊れた場合、パーツとして判断するとキーボード以外は正常であることが多いです。特に高スペックなノートPCであれば、キーボードの状態が悪くても他のパーツの価値で十分な査定額がつく場合があります。
年式が古い・旧世代のスペック
「古いから価値がない」と思い込んでいる方も多いですが、必ずしもそうではありません。むしろ古いモデルの場合、同じパーツの新品が市場に出回っていないため、修理用の補修部品として需要があることもあります。一度査定に出してみることをおすすめします。
買取が難しくなるケース
重度の水没(基板の腐食・ショートを伴う場合)
コーヒーや水をこぼしてしまったパソコンは、内部の基板が腐食・ショートしているケースがあり、複数のパーツが同時にダメージを受けていることがあります。
軽度の水没であればパーツが生きている場合もありますが、電源を入れてショートさせてしまった後などは、広範囲のパーツが損傷している可能性が高く、買取が難しくなることがあります。
ただし、水没したPCでも「電源を入れずにそのまま保管した」場合は、内部の乾燥状態によってはパーツが助かっていることもあります。「水没したから絶対だめ」と判断する前に、まずはご相談ください。
物理的な破損が広範囲に及ぶ場合
落下などによって筐体が大きく変形し、内部のパーツまで強い衝撃が加わっているケースは、複数のパーツが損傷している可能性があります。外見上はわずかな破損に見えても、マザーボードに亀裂が入っているようなケースは査定が難しくなります。
非常に古い機種・10年以上前のモデル
極端に古い機種(目安として10年以上前)の場合、搭載パーツの中古市場での需要がほぼなくなっており、買取額がつかない場合もあります。
ただし、一部のヴィンテージ的な価値があるパーツや、修理部品として求められているケースもあるため、一度確認することをおすすめします。
このようなパソコンは捨てずに査定に出してみよう

「でも、自分のパソコンが買取対象になるかどうかわからない」という方のために、特に査定に出してみていただきたいパソコンの例を挙げます。
当てはまるものがあれば、ぜひ札幌のパソコン・スマホ買取専門店「eラボワールド」にお持ちください。
- ゲーミングPCや自作PCが壊れてしまった
- デスクトップPCが電源ボタンを押しても反応しなくなった
- ノートPCの画面が突然映らなくなった・液晶が割れた
- 起動途中でフリーズ・ブルースクリーンが出るようになった
- 修理の見積もりを出したら「修理代が本体価格を超える」と言われた
- 新しいPCを購入したが、古い故障PCが手元に残っている
- ゲーミングPCを使っていたが、GPUが壊れたため買い替えを検討している
- 数年前に購入したハイスペックPCが最近調子悪い
修理代が高くて諦めてしまったPCも、買取に出すことで思わぬ金額になるケースがあります。まずはお気軽にご相談ください。
eラボワールドなら壊れたパソコンを買取できることもある

eラボワールドは、札幌を拠点とするパソコン・スマホの買取・販売専門店です。壊れたパソコンの買取にも積極的に対応しており、お客様が「どうせ売れないだろう」と思っているパソコンでも、丁寧に内部のパーツまで見て査定いたします。
パソコンの買取・査定に精通したスタッフが対応しますので、故障の内容や状態をお伝えいただければ、適正な価格で買取させていただくこともあります。査定は無料ですので、まずはお気軽にお持ちいただくか、お問い合わせください。
「こんな状態のPCでも大丈夫?」という不安な気持ちのまま来ていただいて構いません。答えは査定してみないとわかりませんが、一度見てもらうだけでスッキリするはずです。
壊れたパソコンを捨てる前に、ぜひ「eラボワールド」へご相談ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
札幌市内・近郊でパソコン買取を検討中なら、ぜひeラボワールドへ!
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